宇宙の謎、「？」形銀河を発見

アメリカ航空宇宙局、通称NASAが、赤外線観測用のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を使用して、驚くべき「?」マークの形をした銀河を撮影したことが明らかになった。「HH 46/47」という星雲とプラズマガスの天体の中の映像に、この不思議な「?」マークが浮かんでいる。特に、画像の中央下端部分を拡大すると、その「?」形がはっきりと確認できる。

興味深いことに、この特異な形状は2つの銀河が関与しているとされる。これらの銀河はお互いの重力場を共有し、現在接近しつつ衝突している過程にあると考えられている。「?」のドット部分に該当するのは大きな銀河で、この強大な重力がもう1つの銀河の形を変えてしまっていると分析されている。なお、2つの銀河が赤く映るのは、非常に遠くに位置しているためだとされる。

宇宙には、ペンギンやバラ、英文字のようなさまざまな形状をした銀河が存在することが知られており、今回の「?」形銀河もその一例と言えるだろう。この発見について、イギリス·サセックス大学の天文学者であるStephen Wilkins教授は、宇宙の銀河のほとんどは渦巻形や楕円形に見えるが、特定の視点から特徴的な形を持つ銀河も確認できると述べ、今回の「?」形銀河の発見を「非常に興味深い」と評価している。

…宇宙の奥深さ、感じてみませんか？